01缶ビールもつくりたてが美味しい
ビールには熱処理したラガーと熱処理をしていないドラフト(生)の二タイプがある。現在日本で主流になっているのは生ビール。生というくらいだから、やはりつくりたてが美味しいのだろうか。それとも缶詰にしてしまうから関係ないのか。
業務用のタンクに入っている場合を除き、生ビールの賞味期限は通常九ヶ月となっている。しかし実際には三ヶ月以内に売られるのが普通で、なかには三ヶ月以上たった商品を回収するメーカーもあるほど。
生ビールのなかにはビール酵母が生きたまま残されている。ビール酵母は酵素がなくても生き続けられる、缶詰にされてからも発酵は続き、ビールのなかの糖分がアルコールへと変化していくのだ。
さらに生ビールは直射日光や振動、温度変化に弱く、運搬するだけ味が落ちる。つまり、いかに缶に入っているとはいえ、生ビールはやはりつくりたてが美味しいということ。激安価格で売られている生ビールのなかには、賞味期限ぎりぎりのものもあるといわれているので、日付をチェックするようにしましょう。